不動産IDの時代は来るのか?
こんにちは。2022年12月11日の朝刊(日経)の記事に、不動産ID普及について
記載されていました。分かりやすく言えば、不動産版マイナンバー制度のようなものです。
各不動産を17桁の番号で識別する仕組みです。その番号別の情報には、間取り図、面積、
修繕履歴、取引履歴などがあります。狙いの一つは、中古住宅の取引拡大です。誰でもが、
個々の不動産情報を知ることで、業者は業務効率が上がり、消費者は自ら正しい情報を得
られることになります。しかし、不動産業界には、「情報の非対称性」という言葉があります。
これは、業者の持ってる情報と消費者が知る得る情報に格差があるということです。つまり、
業者はその情報を持ってることが、消費者に対しての優位性になり、専門家の価値に置き換えて
います。故に、この制度に対して非協力的になると思うので、どこまで普及するか?疑問です。
欧米では、このような制度が確立されているので、中古住宅の取引が活性化されています。