築40年、築50年の中古マンションをどう思う?
こんにちは。札幌の中古マンション市場も築年数が古なった物件が多くなっています。
欧米では、古くなっても必要なメンテナンスが施され、環境・利便がよければ価値が
高いモノとして、新築より多く流通しています。しかし、日本では新築志向が根強く、
中古住宅の流通が活性化していません。では、築年数が40年、50年経った物件は、
いつまで持つのか?そんな古い物件を購入しても、安心・安全で快適に暮らせるのか?
消費者の不安は強いようです。札幌も、まだ築50年過ぎた分譲マンションは、数える
しかありません。しかし、時が経てば、多くの物件が古くなってきます。建て替えが、
スムーズにできれば、それも選択肢です。ただ、現行の区分所有法では4/5の賛成を
議決することはハードルが高いです。また、古いもののなかには、旧耐震構造もあり、
震度5までは問題ない基準です。(新耐震基準は震度6)地震に対しては、地盤との
問題もあり、建物構造だけで語れない部分もあります。私自身の見解は、築40年、
築50年過ぎていても、きちんと計画的に改修工事が行われ、配管がコンクリート
埋め込みになっていなければ、さらに20年、30年、50年と存続できると思います。
結局、各所有者(管理組合)の意識の違いで、築年数が古くなっても流通する中古住宅
になるか?決まってきます。建築技術は日々進歩していきます。きっと改修工事も進歩
していくでしょう。古くなっても、当たり前に流通する時代も、そう遠くないです。