既存住宅(中古住宅)の活性化を阻む、様々な要因とは?その2
こんにちは。 日本の中古住宅の売買取引件数が、欧米と比べると大きく差(少ない)があります。その一つに、物件自体の情報が少ないことが挙げられます。特に建物の見えない所が不透明です。欧米では、不安を解消するために、ホームインスペクション(建物検査・診断)を活用するのが当たり前です。しかし、残念ながら日本では、その普及が進んでいません。不動産事業者が、積極的に活用を推進しない事が大きな原因の一つです。その結果、買主さんの瑕疵(隠れた欠陥、不具合など)に対する不安が消えません。中古住宅は、「現状渡しが当たり前」と言う慣習が無くならない業界です。もっと、不動産事業者が透明性を高めて、消費者が納得できる取引を心がけてほしいものです。