既存住宅(中古住宅)流通の活性化を阻む、様々な要因とは?
こんにちは。欧米に比べると、日本の中古住宅の流通件数は、極端に少ないです。何故活性化しないのか?それには様々な要因があります。不動産業者の売上主義がもたらす、物件の囲い込みがあります。囲い込みとは、売主さん、買主さん双方から報酬をもらうために、売却物件を他業者に紹介しないことを言います。本来、不動産流通はオープンマーケットが基本的な理念です。そのために、不動産業者間に売情報が公開される「レインズ」と言うシステムがあります。これは、宅建業法で定められた業者の義務になります。売主さんのために、売却物件を幅広く公開することで、スムーズな成約を生み出す仕組みです。しかし、残念ながら、売上のため囲い込みが生まれています。消費者の利益より、自分達の利益を求めた悪き習慣です。 真のオープンマーケットになり、不動産の流通が活性化することを願っています。