公開日:2022/07/24
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中古住宅の売却には、多くの問題課題が存在しています。
それらを、「透明性、納得性、安心・安全性、快適性、将来性」5つの視点で考えてみます。
前回の透明性に続き、二番目に納得性の注意点を記載します。
売主さんの納得性は、透明性と連動しますが、営業マンの報告・連絡・相談、説明、交渉などから変わっていきます。
①こまめな報連相から生じる納得性
不動産業者には、売主さんに販売活動、営業活動を定期的に報告、説明する義務、責任があります。
通常は、2週間程度に1回は行うべきです。どのような広告をしたのか?どんな問い合わせあったのか?
などなど、売主さんが現状を把握できるようにすることが大切です。その事により、売主さんの不安・不信
が減少して、納得しながら売却を進めていくことができます。
②価格交渉における納得性
売主さんは、少しでも高く売りたいと思うのが当たり前です。しかし、思うように売れないときに、販売価格を
下げる交渉があります。基本的に、適正な価格で売却を任せたのであれば、安易に価格を下げることに応じるべき
ではないでしょう。仮に、下げる場合でも、なぜ売れないのか?その理由を明確にしてもらうことが納得につながります。
このとき、最初に査定してもらった時と、言ってることが大きく違うなら、その業者に任せておく事はできません。
また、買いたい人が現れて、成約に向けて値引き交渉をされることも多々あります。このときも注意が必要です。
本当に値引きに応じなければ買わないのか?値引き額を縮めることができるのか?営業マンに問いかけてみましょう。
納得できない返事なら断ったほうがいいでしょう。納得できる理由、条件が重要です。
営業マンとは、日頃の誠実で良好なコミュニケーションが、とても大切です。納得できな契約は、後々後悔します。